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さぁ 鋳造だ! 理工学実習 2日目

おもてなしの街、銀座でロハスな歯科を目指す!
大山歯科クリニック 院長より

 今日は、歯科理工学の総合実習(私は鋳造を担当しています) の第2日目です。

先週、目標、実験計画を立てましたので、それが適正であるかの予備実験を行いました。
詳しくは先週のブログをご覧ください。

”鋳造” というのはほとんどの方は耳慣れない言葉だと思います。

歯科では、金属を詰めたり、かぶせたりしますが、それは患者さんのお口のかたどりをして、それにあわせて、ワックスで詰め物、かぶせ物の原型を作り、それを金属に置き換えます。この操作を鋳造といいます。

この実習では、いかに精度の良い鋳造体をつくるにはどうしたらよいかを実験して探っていきます。

私の担当している班を例に、実際の鋳造を見てみましょう。

この班は鋳造性(いかにしたら、細部まで再現できるか)を実験する班です。

 この様に金属のリングに入れます。これから埋没作業に入ります。 

 水と埋没材(耐火性のある石膏)を混ぜ合わせます。

器械を使って、真空中で気泡が入らないように良く練和します。

リングの中に、埋没材を入れて埋めていきます。
その際気泡が入らないようにバイブレーター上で注意深く入れていきます。

 

埋没終了
硬化するまで待ちます。
硬化したら、700度の電気炉に入れます。
これでワックスが燃やされ、その空隙に金属を流し込んでいくのです。
バーナーで金属を溶かしているところです。
大容量なので、金属は実験用の銅合金(Kメタル)を30グラムも使いました。
リングがあまりにも大きく、位置がずれているのでちょっと心配。
これからが緊張の一瞬
ぜんまいのような仕掛けで、バネの力で回転し、遠心力を発生させ、
その力で金属を流し込んでいきます。
学生さんは笑っているようにも見えますが、実は緊張しているのです。
いざ鋳造!
ブーンと鋳造器が回っていきます。

上の写真は違う実験系ですが、金属がうまく入らないとこの様になります。

これを鋳造欠陥といいます。

何でうまく鋳造できなかったのか、今後学生たちは色々と条件を変えて調べていくのです。

実は今日の巨大さいころ型のメッシュパターンは、実際うまくいかないだろうと思っていたのですが、見事鋳造率100%となりました。この班の学生さんには頭が下がります。

講師として、教える身とはいえ実は色々なことを教えられるのだなと、再認識した一日となりました。

学生さんお疲れ様でした。

また来週!

 

 

なんと! 
素晴らしい!
全てのメッシュに金属がしっかり入っています!
おめでとう!

 

 

回転が止まった状態です。
金属が流れていきました。まだ赤みがかっています。
さあ、ちゃんと鋳造できているのでしょうか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まるでサイコロ、はたまた虫かごのようです。
メッシュのワックス(ロウ)を使ってこの様に原型を作ります(ワックスパターン)。
このメッシュをどれだけきれいに金属で再現できるかが勝負です。
実験的にこの様なものをデザインしましたが、この班の学生はみんなやる気満々で、これからの鋳造がワクワクします。
私の予想では鋳造率100%はまず無理だな。