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アレルゲンフリートリートメント -開業医にとって必要な知識-

歯科医師の田中です。
今日は東京医科歯科大学にてアレルギーと歯科治療についての講義を聞いてきました。


講師は東京医科歯科大学歯科アレルギー外来臨床教授・松村光明教授と板橋区でアース歯科クリニックを開業している川本善和先生でした。

普段から我々歯科医師が使っている歯科材料(金属や合成樹脂)に対して患者さんがアレルギー反応を起こしてしまうケースはそんなにめずらしいことではないのですが、一般の歯科の設備では何のアレルギーもっているのか問診で聞くくらいしかできず、治療前に検査してアレルギーの診断をするのは難しいのが現状です。

それに加えて、保険の金属にはそのアレルギーの起因となる金属がいくつも入っているのですが、現在のところ保険の金属は一種類しかないので保険治療の場合は自動的にこの金属をいれることになります。

そのため、歯科治療で患者さんに金属をいれてその後アレルギーが発症して初めてわかったりするケースも少なくないのです。

こういった事例を防ぐために東京医科歯科大学にはアレルギー外来科という専門外来があり、そこでは歯科に使用される金属や樹脂などの歯科材料のアレルギー検査ができるとのことでした。(保険外)
ベストな治療はまずアレルギー検査を受けた上で、歯科治療でアレルギー反応のない材料を選択してもらうのが好ましいということでした。
ただし、このやり方だと検査から治療全部が自費になる場合もあるので、患者さんの金銭面での負担が大きくなります。

現時点では保険治療だけではアレルギーを考慮した治療は難しいようですが、各材料メーカーが保険適用のメタルフリーの素材を研究中とのことなので、近いうちに保険の金属に替わるメタルフリーの素材を保険治療の患者さんにも提供できる日がくるかもしれないですね。